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xRapidとは? 世界一わかりやすく解説します。

xRapidとは?

xRapidは国際送金時にXRPを活用し流動性を供給。
最小コストでのリアルタイムな資金移動を可能にします。

xRapidの概要

リアルタイムでの送金。低コストでの通貨の変換

xRapidは流動性を供給し、リアルタイムでの通貨の変換、送金を行う、言わば「RippleNet」内の実送金を担うソフトウェアです。
主に銀行への導入が想定されているxCurrentとは異なり、xRapidの導入先は国際送金を手掛ける送金会社となっています。
まずは、xRapid の概要図を見てみましょう。

この図ように、支払元(送金元)の銀行や企業はxRapidを通じて送金を行うわけですが、この際に仮想通貨XRPにリアルタイムに変換し相手先に送信。それを相手先の通貨に変換した後相手の口座に着金させるといったプロセスを瞬時に行います。

すなわちxRapidの役割は「通貨の変換と資金の実移動」といったものになると言えるでしょう。

最終的には送金情報の伝達を行う「xCurrent」との連携を視野に入れ、RippleNetの構築といった形になるものと思われます。 2018/3 の時点でRipple社スタッフの発言で「現時点でxCurrentとxRapidの連携は出来ない」との旨の発言がありました。ここでの連携の話はあくまでも将来の予想という形であることをご了承ください。

その場合
xCurrentからの送金の指示を受け、xRapidが資金移動の準備を行う。
 ↓
xRapidは最適な換金レートの取引所を選定し通貨を転送。
 ↓
通貨を受け取った取引所が最適レートでXRPに変換し、XRPを宛先に転送し、相手先通貨に変換後、相手口座に決済。

といったプロセスを行うのではないかと予想されます。

Ripple(Ripple)とは?でも記載しましたRipple公式のxRapidの動作の抜粋と翻訳をここでも掲載しておきます。

  1. Financial institutions or corporations will initiate a payment through xRapid.
    金融機関や企業はxRapidを通じて支払いを開始します。
  2. xRapid sources the most competitive liquidity option across all of the exchanges and third-party market makers it connects.
    xRapidは、接続しているすべての取引所と第三者のマーケットメーカーから最も優位性のある流動性オプションを調達します。
  3. Whichever market maker offers the tightest spread takes the sending currency, trades it into XRP, transfers the XRP to the destination (in just a few seconds), trades it into the destination currency and then settles it in the destination account.
    最も狭いスプレッドを提示したマーケットメーカが送金された通貨を受け取りXRPに変換し、XRPを宛先に(たった数秒で)転送し、それを送金先の通貨に変換してして相手先の口座に決済します。
Ripple Insights

xRapidを利用する背景

xCurrent のページにて、現在のSWIFTを利用した国際送金の欠点を説明いたしました。SWIFTは送金情報の伝達、送金の指示を行う仕組みなわけですが、それでさえも時間やコストの掛かるものであることがご理解いただけたと思います。

また、SWIFTをxCurrentに置き換え、高速低コストな送金(送金指示)が出来るようになったとしても、まだ実際の資金の移動の問題が残っています。
現在では、この資金移動をノストロ口座といった仕組みを利用して行っています。ノストロ口座とは送金相手の国の銀行に相手国の通貨を保有しておく口座のことです。
例えば、日本のUFJ銀行が、米国のCITIバンクにUSDを大量保有しておく口座といった感じですね。このUSDを使って米国への送金を行うわけです。

このノストロ口座の資金は迅速な送金に対応するため常に多めにストックしておく必要があります。しかし使わない限りは無駄な死蔵金になってしまうのです。こういったノストロ口座は世界中の銀行にあり、その保有資金は2700兆円にのぼると言われています。

ここまでは銀行を例に出しましたが、xRapidのメインの採用先である送金会社の場合を見てみましょう。

現在xRapidの導入を進め、試験運用を行っている国際的な送金会社は日々膨大な量の国際送金を行っています。これは個人間の少額な送金が主なもであると思われますが、その回数はまさに膨大な数と言えるでしょう。

ここで例として現在のMoneyGram社の送金方法を見てみましょう。

送金人が国際送金を行うと、金額を支払った際にReference Numberという8ケタの番号が付与される。送金人が受取人にその番号を伝え、受取人がマネーグラムの窓口へ行くと、受取国の現地通貨で受け取ることができる。

MoneyGramの国際送金は現在の方法でも最短10分で送金が完了するとても素晴らしいサービスです。しかし、送金時受け取ったお金の実際の資金移動は後日支店間での決済になっていると思われます。その為、相手先支店にある現地通貨を払い出しに使用することになるでしょう。


xRapidとXRPの活用

xRapidとXRPを利用するということは送金元通貨と送金先通貨をXRPをブリッジとして瞬時に行うということです。XRPを利用し、送金時に資金の移動決済が即時に可能になります。受け取り側(払い出し側)の支店はその場で送金元から送られてきた資金を現地通貨で払い出すことが可能になるというわけです。

MoneyGramの例で話をすると、現状では後日行われているであろう支店間の資金の移動(決済)をxRapidとXRPを利用することになれば、送金者から受け取ったお金を即時XRPに変換し、相手先支店へ転送。そこで相手先通貨へ変換し受取人に払い出しといった即時の資金移動が可能になるというわけです。

また、別の方法でいえば、送金自体は今までの方法をとりつつ、後日の支店間の資金決済をxRapidとXRPで行う方法も考えられるでしょう。この場合も非常に簡単に、迅速な資金の移動が可能になりますね。

例えば、仮に各支店において顧客への支払い用の通貨をプールしていたとしましょう。支店の運営費と一緒かはどうかはわかりかりませんが、こういったプール金の部分を減らす効果もあり、経費の削減が望めるのではないでしょうか?

こういったプール金の開放は、銀行の国際送金において、さらに大きな効果を発揮すると言われています。前述したように銀行はノストロ口座という資金のプールを行っており、世界中で莫大な金額が保管されていると言われています。銀行がxRapidとXRPでの送金を開始したらこのノストロ口座の資金の開放が可能になると目されています。

現時点では銀行サイドのxRapidとXRPの利用には至っていませんが、Ripple社は当初より銀行によるXRPの保有は推し進めています。その反面、xRapidは銀行向けのソリューションではないとの発言もしており、仮に銀行がXRPを保有し国際送金を行う場合、どのような経路で通貨の変換、移動を行うのかが非常に気になるポイントではあります。

銀行がxCurrentのみを利用した場合、33%コストが削減できると見込まれています。これにxRapidとXRPの利用を組み合わせると実に60%ものコスト削減が見込まれているのです。

xCurrentはSWIFTをライバルとしたいわゆる送金情報の伝達、メッセージングに特化したソリューションです。SWIFTの改良により、その速度やコストパフォーマンスは向上していくでしょう。そうした状況においてxCurrentだけを導入することに大きな意義が見いだせるでしょうか?やはりxRapid及びXRPの活用は必要不可欠なのではないでしょうか。

日本の銀行61行が結成したコンソーシアム(詳細はこちら)が2017年12月に日韓銀行間での送金試験を開始しました。そのニュースを伝える日経の記事に
" 今回はリップル社のブロックチェーン技術を活用するが、最終的には仮想通貨(XRP)を活用したいという。"
との記述もありました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24535220S7A211C1EE9000/

またこのコンソーシアムを主導するSBIリップルアジア社長の沖田氏のツイートでもXRPの利用についての言及があり、銀行としてもXRPの利用を視野に入れているのではと予測されます。 ここでは直接保有ではなく、都度取引所での通貨変換を行う方が日本の銀行には合っているとのことでした。 いずれの方法にしろ、XRPでの送金が実現すれば、ノストロ口座の解放は可能と言えるでしょう。

xRapidの普及が
XRPの価値を押し上げる

膨大な実需が生み出すXRPの価値

xRapidはオンデマンドでXRPの流動性調達を実現するソフトウェアで、主に国際送金を手掛けるペイメントプロバイダ(送金会社)等へ向けたソリューションです。
2018年2月現在、以下がxRapidの導入を進めている主な企業です。前章の冒頭でも書いたように、国際送金を手掛ける大手の送金会社等が名を連ねています。

Cuallix
メキシコの金融サービス企業。2017年10月よりメキシコ-アメリカ間でのxRapid+XRPを使用した国際送金テストを実施。2018年1月にはテストでは成果が出ている旨を公表。
MoneyGram
アメリカの送金サービス企業。世界第二位の規模を誇る。2018年1月xRapidとXRPを用いた送金テストを行うことを発表。
IDT Corporation
アメリカの電気通信企業。2018年1月Ripple社によって公式に提携が発表された。個人間の小口国際送金の低コスト化を狙う
Mercury FX
国際的な両替業者。2018年1月Ripple社によって公式に提携が発表された。企業取引、小口送金のサービス向上を目指す。
Western Union
160年の歴史を持つ金融・通信事業を行う会社で、国際送金サービスの最大手でもある。2018年2月にxRapid、XRPを使用した送金テスト行うことを発表。
Cambridge Global Payments
FLEETCOR Technologiesの子会社であり、世界的な決済ソリューションプロバイダー。ケンブリッジは現在、世界中で13,000を超える顧客を持ち、毎年200億ドルの国際取引を処理しています。

送金情報のメッセージングを担当するxCurrentと違い、xRapidでは実資金の変換、移動を担当します。国際送金で言えば「法定通貨」→「仮想通貨XRP」→「法定通貨」のプロセスを実行し、通貨の変換にはRippleNet内の台帳、XRP LedgerのネイティブなデジタルアセットであるXRPが使われることになります。

また、仮想通貨XRPは投資の対象となっており、多くの一般投資家の方が保有している仮想通貨でもあります。実際多くの投資家たちは企業によるxRapid導入のニュースを気にかけているのではないでしょうか?

実際にXRPが使用されるわけですから、xRapidの導入・普及はXRPの価値形成に大きな影響を与えることは間違いないでしょう。

xRapidが導入され、XRPが実際の国際送金で利用されるようになることで実需の増加に伴う価値の上昇が見込まれています。RippleNetでの国際送金時には必ずXRPのブリッジが入りますのでそこで売買が行われることになります。送金時の売買は必ず買いから始まるわけですが、送金金額(送金取り扱い総数)が増えるにつれ買いが強まりXRPの価格も上昇が見込めます。

XRPが金融機関で採用されるためにはボラティリティリスクの軽減が課題の一つとされます。つまり価格の変動によるリスクですね。ボラティリティは流動性と密接な関係にあります。流動性とは一言で言うなら「取引の盛んさ」です。つまり市場参加者が多数存在し、いつでもその気配値で取引が可能な状態を「流動性が高い」と言うことができます。

仮に流動性が低い状態、例えば仮想通貨に関するマイナスニュースがあり、買いを控える状況になった際、売り希望者が多く、買い手が少ないという状況が発生します。この場合、価格の大幅な低下を招きます。つまりボラティリティが大きいといった状況と言えるでしょう。

反対に流動性が高く、いつでも気配値で取引が可能状況が続けばボラティリティは低下し、安定し活発な取引市場に伴い価格の上昇も見込めると言えますね。

流動性が高まり、多くの送金会社がXRPでの送金の実用化を始めればそれだけXRPの価格にインパクトを与えますし、またxRapidを導入した送金会社と提携するサービスが増えることもXRP価格上昇の後押しになるでしょう。

日本ではセブンイレブンやファミリーマートなどのコンビニが大手送金会社ウェスタンユニオンと提携し国際送金サービス提供していますね。