リップル (Ripple) とは? | 世界一簡単なリップル講座

リップル (Ripple) とは? | 世界一簡単なリップル講座

リップル とは?
まず最初に、我々が「Ripple(リップル)」と言う場合、大きく3つの意味合いを持ちます。

  • アメリカのベンチャー企業「Ripple社」
  • 国際送金ネットワークシステム「RippleNet」
  • そして仮想通貨「Ripple(XRP)」

です。

Ripple社が作った国際送金システムRippleNet
そしてRippleNet内で送金に使われる仮想通貨XRP(Ripple)というわけですね。

今回は国際送金システムであるRippleNetとその中で活用される送金用の仮想通貨Ripple(XRP)について、初めてリップルに触れる方にも分かりやすく簡単に解説していきます。

3つのRipple
3つのRipple
Advertisement

リップル社による、次世代の国際送金システム「RippleNet」

Rippleと聞いて真っ先に思い浮かべるのは仮想通貨Ripple(リップル)かもしれません。
しかし、この仮想通貨は正式には「 XRP (エックスアールピー)」といいます。

一般的に仮想通貨としても「リップル」という呼び方が浸透してしまっていますが、Ripple社としても通貨としては「XRP」と呼ぶ。との見解を示しています。

仮想通貨リップル(Ripple)→正式には「XRP(エックスアールピー)」と言います。
これは実は重要なことなので覚えてくださいね!

投資の対象としても非常に人気の高いXRPですが、このXRPはビットコインなどの決済用途(買い物等)の通貨とは異なり、送金用途に注力して作られた仮想通貨となります。
便宜上ここでは「仮想通貨」と呼んでいますが、Ripple社としては「デジタルアセット(電子資産)」と呼び、いわゆる仮想通貨とは一線を画す姿勢を見せています。

さて、それでは、その送金用途の仮想通貨とはどういうことなのでしょうか?

Ripple社は、現在の国際送金が、時間がかかる、コストが高い、煩雑である、とにかく不明瞭、とユーザーにとって必ずしも最良な仕組みのサービスではないと考え、次世代の送金システムの開発をしました。
2004年当初、一人のエンジニアの思想から始まったこの次世代送金システムは、開発者の変遷や度重なる改良を経てRippleNetとして世に登場しました。

このRippleNetの大まかな構想としては以下のような感じになっています。
以下の例では日本からアメリカに送金する場合を想定しています。

日本の銀行から送られた「日本円」がRippleNet内で「XRP」に変換され、国境を越えます。もう一度、今度は「XRP」から「ドル」に変換され、相手の口座に着金します。

RippleNet概略図

SWIFTによる送金からRippleNetでの送金へ

現在の国際送金ではSWIFTという国際間金融メッセージシステムによる「送金指示」と、コルレス銀行が相手国の銀行に開設している送金先の通貨を保管しておくノストロ口座を用いて送金が行われます。

SWIFTの国際送金概要
SWIFTの国際送金概要

SWIFTの送金メッセージにより、送金の指示が行われ、ノストロ口座のお金によって資金の決済が行われるわけですね。

しかしSWIFTでの送金には多くの欠点があります。例えば
高額かつ不明瞭な手数料。
多くの時間。
お金の消失の懸念。
ノストロ口座に保管する莫大な資金

が挙げられます。

この問題の多いSWIFTに取って代わろうとしているのがRippleNetといった新世代の国際送金システムです。
SWIFTのメッセージングを置き換えようとするのがRippleNetの「xCurrent」という仕組みです。
また、仮想通貨XRPを仲介し高速な資金決済を行いノストロ口座の開放を可能にするのが「xRapid」という仕組みです。
次の章ではこれらRippleNetを構成するソリューションについて見ていきましょう。

RippleNetを構成するソリューション

このRippleNetは大きく「3つのソリューション」によって構成されています。
そして「2つの独自の開発技術」が根幹を構成しています。

  • xCurrent(エックス カレント)
  • xRapid(エックス ラピッド)
  • xVia(エックス ヴィア)
  • ILP(インターレジャー・プロトコル)
  • XRP Ledger(エックスアールピー レジャー)

それではそれぞれの説明を簡単にまとめてみましょう。

Advertisement

xCurrent
xCurrentは主に銀行が導入するソフトウェアソリューションで、法定通貨による送金の指示及び、送金情報の即時伝達と可視化を行うものです。
根幹として後述するILP(インターレジャー・プロトコル)が活用されています。例えば、日本の銀行とアメリカの銀行で送金が行われる場合
今からAさんが日本円で10万円分をドルに変換して送ります。手数料差し引いて990ドルを送ります。
といった送金情報が両銀行でリアルタイムにやり取りされます。
言わば、現在の国際送金で言うところの「SWIFTの置き換え」と言える仕組みです。

なお、このxCurrentは法定通貨での送金と送金情報のやりとりを行うシステムなので、ここではXRPは利用されません。

xRapid
xRapidは主に大規模な国際送金を行う送金サービス企業などが導入するソフトウェアソリューションです。これは実際にXRPを利用し、法定通貨からXRPの変換、そしてXRPの状態で国境を越え、再び相手側の法定通貨に変換し、口座に着金させる仕組みです。
この「法定通貨からXRPの変換」のプロセスは、xRapidの機能により自動で取引所での通貨の売買を行うことで実現します。
そしてXRPの移動や管理はXRP LedgerというRippleが開発した専用の台帳内で行われます。

そしてxRapidとXRPを用いリアルタイムでの実資金の為替、移動が行われるため前章で言及したノストロ口座の膨大な相手先通貨の保管は不要になります。

具体的なプロセスをイラストで見てみましょう。

xRapidは2018年に入ってから、MoneyGramやWesternUnionなどの世界的な送金会社がパイロットを開始し、正式稼働に向け調整を行っています。

xVia
xViaは簡潔に説明すると。

RippleNetの外部の企業が簡単にRippleNetに接続するためのAPIソリューションです。

つまり
xCurrentもxRapidも導入していないが、国際送金の需要があり、RippleNetを活用したい。
といった企業があった場合、xViaのAPIを利用することでRippleNetにシームレスに接続でき、RippleNetを利用した国際送金が出来る。といった具合です。

xVia
xViaの概要予想図

xViaはシンプルなAPIで、大掛かりなソフトのインストール無しに利用が出来ます。
(恐らくは社内の会計ソフトなどと統合して使うようになるのではないでしょうか)

xViaを利用しRippleNetに接続することで、送金状況を自在に確認したり、請求書などの多様な情報を送金内容に添付することが出来るようです。

ILP(インターレジャー・プロトコル)ILPは、異なる台帳間を繋ぎ、価値の移動を可能にする通信規約で、Rippleによって開発されました。
W3CというWEB技術の標準化団体により策定されており標準化が進められています。

例えばホームページを閲覧するときにURLの頭に付く「http」というものがあります。
これはHypeText Transfer Protocolの略で、文字情報を通信するための規約です。
FTPはホームページを構成するファイルなどを通信するための規約File Transfer Protocolです。

それらと同じように価値を通信させるための規約がILPになるとお考えいただければいいと思います。

このILPはRippleNetにとって重要な役割を担うもので、xCurrentの根幹に利用されています。
このILPの仕組みによって「日本の銀行JPY」と「アメリカの銀行USD」といった異なる台帳、異なる通貨の相互通信が出来るというわけです。

ILPが繋ぐ台帳はJPYとUSDといった法定通貨だけではありません。ビットコインなどの仮想通貨はもちろん、クレジットカードや電子マネー、モバイルウォレットなどとも相互に繋げることができるのです。

先日もアップルのApple PayがILPの拡張機能を利用したPaymentRequest APIを導入する旨の発表がありました。
ApplePayは便利なサービスですが、まだまだ支払い方法が限定されているのが実情です。クレジットカードや、Suica、QUICPayなどですね。
これがILPの採用によって、一気に増える可能性があるのです。
もしかしたら銀行口座と直接つながることもできるかも知れませんね

XRP LedgerXRP LedgerはRippleによって開発された専用の台帳システムで、分散化技術が利用されています。
XRPの移動に伴うデータは全てXRP Ledgerに記録されていきます。もちろんxRapidを通じて行われるXRPの取引もXRP Ledgerで管理されることになります。

分散化台帳と言うと、ビットコインの「ブロックチェーン」が有名ですね。
いくつものブロック上に取引内容が連続して記録されていき、それが連なって構成されているデータベースの様なもので、その様からブロックチェーンと呼ばれています。

ブロックチェーンの特徴として、従来の集中型のDBとは異なり、ノードと呼ばれる台帳の不特定多数の参加者(コンピューター等)が全て同じ台帳データを管理することが挙げられます。
また難解な計算を伴う取引記録の承認と合わせ、理論上データに改竄が不可能といった特徴があり、その計算をマイニングといい、計算に成功したものに報酬としてビットコンが付与される仕組みになっています。

しかしブロックチェーンにも欠点があります。パブリックなブロックチェーン上のトランザクションが増加することにより送金遅延、手数料増加、処理速度の低下などの問題が起きてしまうのです。

こういった問題を解決するためにいくつもの方策が取られていますが、解決に至るのはまだ先になりそうです。

XRP Ledgerは厳密にはブロックチェーンとは異なります。
不特定多数のノードではなく、指定された「Validator」と呼ばれる代表者が取引記録の承認作業を行います。
その為、ブロックチェーンの欠点である送金遅延、手数料増加、処理速度の低下などの問題が起きず、常に安定し、ハイスピードで低コストな送金を実現しているのです。

また、一部で中央集権的だと揶揄されることもありますが、RippleはValidatorを増やしたり(リップル社の運用するバリデーター比率の縮小)、新たにCobaltといった合意プロトコルを開発するなど更なる分散化と安定化を目指しています。

リップルソリューションのまとめ
xCurrent:法定通貨での送金決済、送金情報のメッセージングを行う。
xRapid:法定通貨とXRPの変換から、相手先口座への資金移動での送金。
xVia:RippleNet外部から接続するAPI。RippleNet同等の処理を可能にする。
ILP:異なる台帳を繋ぎ価値の移動を可能にする。
XRP Ledger:XRPの取引を記録する分散化技術を利用した専用の台帳

仮想通貨としてのRipple(XRP)

仮想通貨としてRipple(リップル)と言う場合、それは正式には「XRP」と呼びます。
稀に「仮想通貨Rippleでその単位がXRP」といった解説をしているメディアもあるようですが、厳密にはRippleはあくまで会社名、もしくはシステム名であり、通貨名は「XRP」であるということを認識しておいていただければと思います。

通貨に関する国際標準コード「ISO 4217」に基づき命名されたと言われています。
USA(アメリカ)のDollar(ドル)なので「USD」
JAPAN(日本)のYEN(円)なので「JPY」
無国籍≒国際的な(X)Rippleなので「XRP」
だそうです。
※Ripple社の誰かが言ってたツイートか何かあったのですが失念してしまいました・・・まぁ本当かどうかは分かりませんがなるほどなぁという話ですね

このXRPは前述のとおり主にRippleNet内において、法定通貨と法定通貨との橋渡し役(ブリッジ通貨)として使われることが想定されています。

Advertisement

技術的な話は別ページにて紹介しますが、XRP LedgerのコンセンサスプロトコルやXRPのスケーラビリティの高さによって、よりスピーディに、より安全に、より低コストで国際送金を行うことが出来るのです。

ビットコインイーサリアムXRP
決済に掛かる時間1時間以上2分以上4秒
処理能力(毎分のトランザクション)3~6 TPS15 TPS1500 TPS

このような圧倒的な処理能力は、決済用途(いわゆる買い物用途)である他通貨とは異なり、国際送金に焦点を当てて開発されたという経緯も影響しているのかもしれませんね。

リップル まとめ

Ripple社はこのRippleNetを利用した国際送金を通じて送金の革命を起こそうとしています。
価値が自由に世界中を行きかう世界。価値のインターネット(IoV)の構築です。

xCurrent、xRapidを含むRippleNetは現在すでに多くの金融機関に採用、または試験運用が行われています。
xCurrentは世界中で100を超える銀行が、日本でも約60の銀行がコンソーシアムを結成しRippleの技術を利用した送金システムの試験を行っています。
xRapidは2018年に入り5つの国際的な送金会社が試験運用、パイロットをスタートしています。
xViaも10近い企業が採用を表明しています。

例えばビットコインが一般的に決済通貨として広まると仮定しましょう。
我々はどうにかしてビットコインを所有する必要があります。
世界中で最大でも2100万枚しか存在しないものをです。
そしてそれを保管し、自分で管理しなければいけません。
仮想通貨に精通している我々でさえそのハードルは高いのではないでしょうか?
ましてや仮想通貨のことほとんど知らない人たちは・・・?どうやってBTCを保有してそれを使うことが出来るでしょうか?

そもそもその買い物はBTCや仮想通貨でなくてはいけないのでしょうか?法定通貨での買い物はそんなに不便なものでしょうか?

では国際送金は?現在の法定通貨を、送金システムをつかった送金方法では問題が多いのです。
今のままでは明らかに不都合があるのです。XRPでなくてはいけないのです。

そしてXRPは我々が意識する必要もなく金融機関内で使われ、我々は送金時に間接的にXRPを利用することになるのです。
日本では、まずは国内送金用途ですが、MoneyTapという個人間の送金アプリがリリースされる予定です。
ヨーロッパではOnePayFXという個人向け国際送金アプリがリリースされました。
これらはxCurrentが利用されるので現状はXRPは使われません。しかし準備が整いテストが終わればやがてXRPを使った決済も行われることになるでしょう。

このようにリップルは世界の金融機関を中心に広く採用されてきています。
個人間の送金にも革命を起こそうとしています。

リップル社が提唱する価値のインターネット(IoV)はもうすぐそこまで来ているのです。

0

Ripple(XRP) おすすめの取引所

リップルをはじめとする仮想通貨は複数の取引所に分散して保管し安全性を高めることをオススメします。
当サイトでご紹介する取引所は全て「仮想通貨交換業者」として金融庁に正式に登録されている安心して仮想通貨の売買、保管のできる取引所です。

bitbank(ビットバンク)

ビットバンクは特におすすめの取引所です。
顧客資産のコールドウォレットで管理を明言しており、トップレベルのセキュリティを提供しております。
オーダーブック(取引板)形式なので透明性の高いお取引が可能です。Rippleの板取引は貴重なので、初めての方はもちろん、他の取引所や販売所でXRPを運用している方にもおすすめです。また手数料の安さも非常に魅力ですね!

bitbank公式 まずは無料の口座開設

GMOコイン

GMOコインは東証一部上場のGMOインターネットグループの運営する取引所です。
簡単にリップル等の仮想通貨が購入できる販売所形式なので初めての方も気軽に参加することが出来ますね。
また10倍のレバレッジに対応したビットコインFXも投資家に人気です。専用のモバイルアプリ「ビットレ君」は全9種類のテクニカル指標を利用することができます。スマホさえあれば、外出先でいつでも本格的な取引が可能ですよ。

GMOコイン公式 無料の口座開設

BitTrade(ビットトレード)

BitTradeでは世界で最も親しまれ、100を超えるテクニカル分析が使えるTradingViewを採用。 トレンドラインや一目均衡表はもちろん、通貨ペアの比較分析も可能です。
FX事業を展開する「FXトレード・フィナンシャル(FXTF)」運営の取引所でしっかりとしたノウハウ・管理体制があり、安心してお取引いただけます。

ビットトレード公式 無料の口座開設

コラムカテゴリの最新記事